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分析基盤サービス SORACOM Query (Technology preview)

SORACOM Query は、安全かつロバストにデータをデバイスからストレージへと転送する最適化されたパイプラインや、高可用かつパフォーマンスの高い分析用データストレージ、そしてスケーラブルなクエリ実行環境といった、データ分析という営みに必要な一連のコンポーネント・機能をワンストップに提供するサービスです。

2024年7月時点で、2つのデータソースから SORACOM Query を利用いただけます。

  • SORACOM に蓄積されたお客様のユーザーデータ(SORACOM Harvest Data) (*)
  • SORACOMのプラットフォームデータ(セッション履歴)

(*) お客様のユーザーデータ(SORACOM Harvest Data) は準備中です。(2024年7月時点)

SORACOM Query Intelligence

SORACOM Query Intelligence を利用することで、お客様は自然言語で知りたいことを問い合わせ、その結果をテキスト、さらにはグラフィカルなチャートで受け取ることができます。SQLやデータのフォーマットを理解する必要がなくなり、誰でも簡単に複雑なデータ解析を実施できるようになります。

例えば、SORACOM の通信を利用する大量のデバイスの管理をする際には、「接続・切断の頻度が高いSIMを一覧表示して」と質問することで、接続が不安定なデバイスをリストアップしてトラブルシューティングを行ったり、「特定のキャリアに接続した履歴のあるSIMを地図上に表示して」と質問することで複数キャリアの切り替えを活用しないと接続が維持できないエリアを特定するためのレポートを生成したりといったことを専門知識がなくても実現可能となります。


SORACOM Query の特長

高度なデータ解析を支援

SORACOM Harvest Data はデータ構造が柔軟性で、大量のデバイスからのデータを保存し、リアルタイムに表示する用途には優れている一方で、高度なデータ解析を行ったり、BIツールと連携する際に必要となるSQL(Structured Query Language)には対応していないため、大量のデータを分析して表面的には見えないインサイトを得るという利用方法には向いていませんでした。

SORACOM Query はこの課題を解決します。お客様は任意のデータ分析ツールにおける高度なデータ分析ができるようになります。

専用のデータベースの構築と運用が不要に

データウェアハウスの導入には、データ構造の明示化、データ更新頻度の設計等が必要となり、データウェアハウスを準備・運用するコスト・専門性がハードルになり、IoTデータは蓄積しているものの、高度なデータ解析が手つかずになっているケースが多くあります。

SORACOM Query はソラコムが管理運用するデータベースを使用することができます。
IoT デバイスは、これまでのように SORACOM のデータ通信サービスを使用して、バイナリやシンプルな JSON としてデータを安全に送信してください。お客様は、専用のデータベースを用意することなく IoT データの蓄積、可視化に加えて、高度なデータ分析の実施や BI ツールとの統合を SORACOM Query で実現できます。


SORACOM Query は検証目的でご利用いただくことを想定した Technology Preview として提供します。
ご利用の希望、ご質問がございましたら以下よりお問い合わせください。準備できましたらいち早くお知らせいたします。

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